デメリットを知る
貯蓄性も高く、死亡時や高度障害時などの万が一の場合に保障が受けられる終身保険ですが、デメリットはあるのでしょうか。
終身保険のデメリットとしては、まず、保険料の高さがあげられます。
終身保険は、掛け捨てではないため、どうしても月々の保険料が高くなりますが、たとえば住宅ローンがある、子どもの将来に向けて学資保険にも加入したいなど、収入はいろいろな用途に分散されますから、終身保険の保険料が負担になるという人も少なくありません。
また、終身保険は、死亡時や高度障害時に給付金が支給されますが、たとえば、病気やケガでの入院や手術、通院などに対する保障はありません。
そのため、終身保険だけでは、いざというときの医療保障がないため、特約を付加したり、別途医療保険に加入したりと、保険料がより高くなってしまうというデメリットもあります。
また、終身保険は貯蓄性が高く、契約時にすでに将来受け取ることができる給付金の額も決まっています。
給付金の額は、終身保険の契約時に予定利率によって決められてしまいますが、たとえば、将来、金利が上がった場合でも、この予定利率は変わりませんから、場合によっては、保険料を貯蓄など、別の形で運用したほうが有利なケースもあります。
また、給付金を受け取る時点でインフレだった場合、資産価値としてはかなり下がってしまう可能性もあります。
ただし、最近では、月々の保険料を抑えた変額終身保険という商品があり、預け入れた保険料の運用状況によって、将来受け取る保険金や解約金の金額が変動するという終身保険もあります。
たとえば、このようなタイプの終身保険に加入することで、月々の保険料が負担になる、インフレに対応できないという2つのデメリットを軽減することができます。